医療福祉系専門教育の基礎となる「ヒトを中心とする生物学」について，できるだけ分かりやす
く講義する。「多様な生きものとの関わり合い」と「生きる仕組みにみられる共通原理」の理解を
到達目標としたい。
　なお，この講義を受講するにあたって，高等学校の生物Iで学ぶ程度の知識があることが望まし
い。

山根授業計画
 1.はじめに　　　　　　　　　　　　　　　　 9.多細胞生物への道3
 2.生物学の基本                            10.個体を守る免疫のシステム1
 3.細胞のプロフィール　　　　　　　　　　　11.個体を守る免疫のシステム2
 4.何が細胞の形や機能を決めているか        12.生きること，死ぬこと　　　　　
 5.細胞が生きて活動していくために　　　　　13.個体としてのまとまり（ホメオスタシス）
 6.タンパク質のはたらき                    14.個体としてのまとまり（動物の行動）
 7.多細胞生物への道1　　　　　　　　　　　 15.生物の進化と多様性
 8.多細胞生物への道2　　                   
　           　　

兵藤授業計画
 1.生命とは　　　　　　　　　　　　　　　　 6.生命の設計図・遺伝子の複製と発現
　 生命の起源と進化　　　　　　　　　　　　　 遺伝と遺伝子
 2.生命の最小機能単位・細胞　　　　　　　　　 遺伝情報の発現調節
　 原核生物と真核生物　　　　　　　　　　　　 遺伝子の複製
　 細胞の基本構造とその機能　　　　　　　　　 染色体
　 細胞周期とその調節　　　　　　　　　　　　 遺伝子操作
　 細胞死　　　　　　　　　　　　　　　　　 7.ホメオスタシス（恒常性）
 3.多細胞動物の体　　　　　　　　　　　　　 8.生体の防御・免疫系と疾患
 4.生命体を構成する物質
 5.体内における物質代謝

　この教科では，医学を学ぶための基礎知識の修得を目指します。テキスト以外にも，随時プリン
トやビデオなどを利用し判り易く講義しますが，講義内容の理解のためには，講義後に積極的に質
問することが肝要です。

  図書館にも参考になる書籍が多くあるので，活用してください（山根）。
  参考書は本学附属図書館にあります。必要に応じて利用してください（兵藤）。

　成績は試験の成績のみで評価する。場合によっては中間試験を行う（山根）。
　成績は，原則的に試験の成績で評価しますが，出席点も加味します（兵藤）。

　オフィスアワーは特に設けない。
　研究室に在室していれば，いつでも質問は受ける（山根，兵藤）。